京大生の受験術指南
〜受かる勉強法はこれだ〜

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数学編

2.受験術

それでは、実際の入試を想定した受験術を解説します。

ここで話す受験術は京大の入試を想定したものですが、適当にアレンジしてその他の大学でも活かせるのではないかと思います。

まず、京大の数学は全部で6問あると思いますが、当然ですが全問正解しなければ合格できないわけではありません。その年によってボーダーは変わってくると思いますが、大体4問解ければそこそこいい感じだと思います。

確かに全問解ければ言うことなしですが、制限時間内で全問正解するのはなかなかきついです。また全問解くぞと意気込んで入試に臨むと、変に自分にプレッシャーをかけることとなり、あせりがあせりを生み本来の力を出し切れずに失敗するということが多々あります。

実際、あきも4問を確実に解くことができるように訓練してきました。「確実に安定した得点を取れること」、入試ではこれが重要だと思います。入試では予想以上に緊張します。いかにそうした緊張を抑えることができるかということが勝利の鍵ではないでしょうか。ひとつの緊張の抑え方として、どんな問題がでても安定して得点を取ることができる自信が大きな役目を果たしてくれます。

それでは、次に確実に4問取れる方法を解説します。

簡単に列挙すると、

1.易しい問題と難しい問題を瞬時に見分ける目を養う。
2.易しい問題は確実に解ける学力をつける。
3.難しい問題は深追いしない。
4.時間配分を設ける。特に見直しができる時間を余らせておく。

個々の解説をします。

1.について

まずはじめに、やさしい問題と難しい問題を見分けることができる目を養うことです。入試では制限時間がありますから、下手に難しい問題にはまると時間はあっという間になくなってしまいます。そして簡単な問題を後まわしにしたがために、取れるはずの点数をとりこぼすということになってしまうのです。これこそが入試でやってはいけない失敗です。みんなが解ける問題は確実に解けるようにしなくてはなりません。逆に、みんなが解けないような問題はさっさと後回しにしておきましょう。

2.について

1.の選択眼を身に付けたら、今度は点数に結びつけるために、選んだやさしい問題を確実に解かなくてはなりません。そこでこれまで培ってきた学力を発揮するのです。すなわち入試では難しい問題を一問解ける才能よりも、易しい問題を確実に解ける基礎力がものを言います。京大の入試だからといって難しい問題ばかりがでるわけではありません。至って基礎的な問題もいくつか出ます、それを確実に取りましょう。

3.について

これは、一番苦労するジレンマだと思います。難しいが時間をかければ解けると自分では思う問題を、入試の制限時間があるために諦めなければならないということがあります。あきもこのジレンマに悩まされました。ついつい解けそうだと思い、深追いしてしまうのです。しかし、深追いは危険です。時間を浪費してしまうばかりか、気分的にあせります。ある程度であきらめる勇気が必要だと思います。

4.について

時間配分はこれまで述べたようにかなり重要です。京大の入試は150分だと思いますが、あきの場合は、あらかじめ各問題の解く時間を15〜20分に設定しておきました。こうすることによって、自分のなかで大体のペースを持つことができます。また、時間を余らせることで、見直しの時間を持つことができるのです。見直しというのは、結構重要です。というのも、ケアレスミスを防ぐこともできるし、またとんでもなく問題を勘違いしてたなんてことも極まれにありますから、その対処もできるようになります。


以上があきの数学受験術です。これらを意識したうえで、後は過去問等で訓練あるのみです!


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